これまで、DVの被害者が、女性であることを前提に説明をして来ましたが、実は、男性が被害者となるDVの事例も見受けられます。
過去に私が担当した裁判でも取り扱ったことがあります。
男性の方が体力的に強いのだからDVの被害を受けるわけがない。
か弱い女性がDVをするわけがない。
というのは、固定観念に過ぎません。
世の中には、様々な夫婦があります。
男性だから、DVが認められないということはありません。
上述の裁判でも、きちんと証拠を提出して、DVの存在を認めてもらいました。
相談することは恥ずかしいことではありません。辛い日常から脱却するためには、勇気を出して相談にお越しください。
(弁護士 高桒美奈)
© 2007 Tsubaki-law office All Rights Reserved.